「作業学習」とは何ぞや

小学部を担任していると“空き時間ゼロ”なので、高等部の作業学習を直接見ることはできません。でも、校内のあちらこちらに“高等部作業学習の作品”と記された花瓶や画鋲*1、ベンチなどがあります。この『作品』という表現に何となくモヤモヤした違和感を覚えていたのですが…

「作業学習」は作業学習であり、学習するべきは「作る」であって、「創る」ではないんですよね。この「作業学習」と「美術」が混同されかねない危険というものは、けっこうどこにでもあるような気がします。「製品」といえるものを追求していくということ。これはやっぱり大きいですよね。「商品」なんだから。
わ〜い、わ〜い。 - S嬢 はてな

そう、この一言です。実に明快に核心を突いた言葉だと思います。作業学習は「作る」授業。美術は「創る」授業。作業学習で作るものは「製品」。美術で作るものは「作品」。どんな人にもわかりやすく、しかも短くてインパクトがあるから記憶に残ります。
うちの学校の先生たちにも教えてあげよう。

*1:小枝を2cmほどに輪切りにした先に画鋲がついていて、“自然派のピン”という感じのものです。