大きなプール

今日は簡易プールではなく、いよいよ学校の本当の“大きなプール”に入れます。朝からクラスの児童たちは血管が切れるんじゃないかと思うくらいのハイテンションです。学校のプールと言っても、約15m四方のほぼ正方形で最大水深が約1m。小学部の低学年ならまあまあ使い勝手の良い大きさと深さですが、高等部の生徒にとっては浅すぎて危険かもしれません。飛び込んだら、ほぼ間違いなく頭を打ちそうです。
さて、陸の上ではとても活発なCくんが、水となるとすっかり及び腰。プールの縁や手すりに触れなくなると、まるでパニックのように大声で叫び続けるのです。一方、FくんやGさんは自分の浮き輪を使ってニコニコしながらプールの中をあっちへ行ったりこっちへ来たり。
“水が怖い”という気持ちはできるだけ早い時期に取り除いてあげないと、泳いだり潜ったりすることができません。そこで、Cくんが我慢できる限界を見極め、そのギリギリのところまで誘ってあげる指導をしてみました。まず、浮き輪をつけること。そして、霞がその浮き輪をCくんが見えるところでつかんでいてあげること。『君を絶対に沈ませない』という約束を守るのです。
そんな状態でプールの真ん中までを1往復。今日はこれでおしまいにしました。もうちょっと頑張らせたいところでやめて、続きは次のプールで。これくらいのさじ加減でちょうどいいのかもしれません。