いくらもらった?

先日、作業学習で作ったヘチマたわしを1個300円で職員室の先生たちに販売した。その時、「領収書、ちょうだい」と言われたので、今日の生活単元で作った。ヘチマたわしを買ってくれた先生と、払ってくれた額を確認していたときのこと。
「A先生から、いくらもらったの?」「300円!」
「B先生から、いくらもらったの?」「300円!」
「教頭先生から、いくらもらった?」「1000円!」
『もらう』という表現がまずかった。確かに教頭先生は1000円札を出している。生徒たちは、おつりとして700円を渡していることを分かっていながら、『もらう』と聞かれて『預かった』金額を答えてしまった。思わぬところで、生活に密着した数学の問題ができた。