教育事務所学校訪問

「市教育委員会・教育事務所学校訪問」…一年で校長・教頭が最も緊張し、最もやる気を発揮し、普段やりもしないことをやっちゃう日。教育事務所*1から主任指導主事と指導主事が、市教育委員会から学校教育課長・指導主事3人が来て、指導要録や出席簿などをチェックし、授業を参観するのが『学校訪問』。夕方は部活動を中止して生徒たちを追い払ってまでして、全教員による“研究協議”が行われる。
…のだが、この研究協議はトンチンカン。
「席を立って出歩いている生徒が一人もいない。これはすばらしい。」【市教委課長】
(どこ見てんだよ。そういう生徒は今日は自宅謹慎になってるんだよ!)
「学校経営にも、企業の論理を導入すべき時代です。」【事務所主任指導主事】
(はいはい、教育界最大のムダが「教育事務所」って、分かってる?)
「今宵、皆さんはどんな夜を過ごすのでしょうか。ちなみに私は宴会です。明日の朝、どんな夜だったのか、教えて下さい。」【校長】
(…もう、コメントする気にもならない。これが校長のあいさつって言うんだから、世も末だよねぇ。)
改めて「この学校、辞めたい!」って強く思う夜である。

*1:市町村教育委員会都道府県教育委員会の中間管理職みたいなところ