「キモい!」と言われて…

小学校では通常学級にいた1年生のAさん。妙に落ち込んでいるので話を聞くと、美術の交流授業で男の子2人から「キモい!」と言われたそうです。早速その2人を呼んで話を聞きました。
B君いわく、
「C君がAさんのことを『キモい』と言っているのを見て、僕もからかってしまいました。」
…これは論外。問答無用でお説教です。
C君いわく、
「小学校のころ、Aさんとぼくが付き合っているという噂を立てられて、とても嫌だった。だから、Aさんと近づきたくなかったから『キモい』と言ってしまいました。」
Aさんの“場にふさわしくない言動”がきっかけで、C君としてはAさんの存在を迷惑に思っていたようです。こういうケースは毎年何件かあるのです。特に1年生。そういう時、霞はこういう話をします。

世の中にはいろいろな人がいる。誰とでも仲良くできればいいけれど、どうしても好きになれない人もいる。「あの人は嫌いだ」と思うことは悪いことではない。
でも!「嫌いだから攻撃する」というのは、間違っている。からかったり見下したりするのは間違っている。「嫌いだ」と思うことと、「あいつを攻撃していい」ということは全く別のことだし、結び付けて考えてはいけないと思う。

話が終わったあと、『そういうおまえはどうなんだ?』という自戒の念に駆られるのですが…