好きという気持ち

情緒学級のAくんの様子が、最近妙な感じになっています。○○先生にススーッと近寄っていったり、「○○先生!○○ですね!」「○○先生!△△ですよ!」としきりに話しかけたりしています。
 男性としてピンと来ました。「…これは“恋”だな…」
 中学生のころはちょっと年上の女性にとても魅力を感じるものです。*1Aくん本人に自覚はないのかもしれませんが“異性への関心”が芽生えてきても不思議ではありません。
 恋愛の基本中の基本である「相手の気持ちを感じ取って行動する」ということは、自閉にとっては至難の業です。それならば、「社会的に受け容れられる、女性に対するアプローチ」をマニュアルとして教えてしまおう!と何とも無謀な自立活動を始めることにしました。
 ただ、教える人間が、片手で足りるくらいの恋愛経験がないのに、果たしてうまくいくのでしょうか…

*1:これは霞の極めて個人的な経験かもしれませんが…