期限に遅れたら

学校の“非”常識の一つとして『期限に遅れたらどうする?』という発想があります。期限に遅れたら…
社会の常識では、その時点で『The end』ですよね。遅れてはいけないから『期限』というのですよね。
霞は大学を卒業後、すぐに教員の世界に入りましたが、学生時代に塾講師や事務のアルバイトをしていました。“資料の提出期限”“集合時間”などなど、いろいろな期限がありました。そのほとんどは分単位のものです。つまり、8時が期限だったら、8時1分になったらもう手遅れ…という感じです。特に大手の塾でアルバイトをしていたときは期限の厳しさを思い知らされたものです。
何でこんなことを書き始めたかというと、今日は職場体験学習『3days Challenge』で食物を扱う事業所で体験学習する生徒を対象にした『細菌検査』*1の提出期限なのです。…で、ある担任から
「霞先生、今日提出できない生徒はどうしたらいいんですか?」
と言われてカチンときているわけです。
社会の常識を学ぶための職場体験学習なのに、「期限に間に合わなかったら…」という発想自体がいきなり常識外れです。まぁ、生徒の話であれば“優しい心配り”と言える場合もあるのですが、教師のレベルでも『期限』が本当にチャランポランです。
例えば「8月10日締め切り」を「8月10日深夜12時まで」と解釈するのはまだましな先生です。多く…とは言いませんが「8月11日の始業時まで」と勝手な解釈をする先生が少なくありません。始めから「俺は期限は守らない。守るつもりもない。」と“豪語”するバカ者もいます。
組織で動くためには『ルール』『期限』を遵守しなければ、様々な仕事に支障をきたすということを、教師は知りません。悲しいことです…。

*1:いわゆる“検便”