校内就学支援委員会

「校内就学支援委員会」…かつては『就学相談委員会』という名称で、通常の学級に在籍する生徒のうち、集団での指導だけでは十分な教育的効果が上がっていない生徒について、どのような『場』で教育すればよいかを検討する会議だったものです。
名称の変更は、『特殊教育』から『特別支援教育』への変化と同様の意味合いがあります。今では、通常の指導では十分な教育的な効果があがらない生徒について、学校としてどのような“支援”ができるか、特別支援教育コーディネーターを中心に校長・教頭・学年主任から構成されるメンバーで検討し、実施計画を作成する会議…と位置づけられています。
とはいえ、通常の学級の担任の先生方の間では、まだまだ誤解されていることが多く*1、正直なところ、なかなかケースを挙げてもらえない状況です。
そんなこんなで悩んでいるところ、「おとなり日記」でおぉ!!というブログを見つけました。
特殊学級について。(覚え書き) - 小学校笑いぐさ日記
集団での指導で“手のかかる児童”にどうかかわっていけばよいのか、通常の学級の先生が一生懸命考えていらっしゃいます。障害のある子どもの親の「カミングアウト」についての理解や、“誰もが健常者だったら…”など、もう一歩!という意見がところどころに見受けられるのはご愛嬌。肝心なのは、こういう子供たちの問題にしっかり視線を向けて自分なりの考えを持っている点です。
こんな“熱い”先生がうちの学校にいたら、きっといろいろと面白い話が出来るんだろうなぁ…と、おじさん・おばさんだらけの職員室を見回す霞でした。

*1:委員会にあがった生徒は特殊学級の在籍になる…という誤解