障害児のきょうだい(教師の視点から)

特殊学級には“障害児”がいます。で、ときどきその「きょうだい」が通常の学級にいることがあります。霞は中学校勤務なので、「きょうだい」が同時に通常の学級にいるというケースは、かなり珍しいのですが、小学校だと6年間在籍するので、そういうケースが結構あるようです。
「きょうだい」が兄姉のときは比較的“弟妹が障害者である”という現実を素直に受け止められて、弟妹のときはなかなか現実を受け止められない…これまで霞はそんな認識でいたのですが、かなり誤解をしていたようです。
http://blog.goo.ne.jp/kartoshka/e/3dd3088f543b2cd6238ae60608dd859f
私たち教師が「お兄さん、お姉さんは○○さんのことをきちんと受け止めているね」なんて思っていたのは、彼ら・彼女らの“演技”を見ていたんですね。特殊学級担任の中には、通常の学級に在籍する「きょうだい」たちに「○○さんのお兄さん」「△△くんのお姉さん」と平気な顔で呼びかける人もいます。それって、ものすごく惨いことだったんですね。