教育センターへ
土曜日に学校公開があったので、今日は振替休日。部活の練習もないので、県の教育センターに行きました。
用件は夏の療育キャンプ。霞が指導者幹事になってから、学校の教員の参加がどんどん減っています。
理由は2点。一つは学校5日制のあおり。指定休*1がなくなり、夏休み期間中のほとんどが“勤務日”になると共に、世間の目が厳しくなって学校を離れた研修がとりにくくなった*2ということ。もう一つは財政難。これもやはり世間の目が厳しくなって、旅費が支給される「出張」だけでなく、一切お金が出ない「研修」についても教育委員会が主催しているものしか認めないという校長*3が増えたということ。
この事態を打開するため、教員個人の熱意に頼るだけでなく、システムにのせる形で教員を集める手段として『療育キャンプを教育センターとタイアップしたい』と教育センター特別支援教育担当グループリーダー*4に陳情しに行ったわけです。
グループリーダーの先生は以前から顔見知りなので、忙しい中時間をとってくれ、しっかり話を聞いてくれましたが、結局のところ結論は“No”。「初めて特殊学級を担当する教員が対象の『新担任者研修』でさえ、予算を削れといわれているくらいだから、これから新規で研修事業を立ち上げるのは難しいよ。」という話でした。ただ、貴重なヒントを2つもらうことができました。一つは発達支援センター*5との共催。
「教育センターとしても県の外郭団体、“公”の機関である発達支援センターとは、今後いっそう連携を深めていくつもりだ。だから、教員の派遣を要請する案内文書に発達支援センターの名前があることは、ひとつの後ろ盾になりうる。」(グループリーダー)
療育キャンプは自閉症協会県支部の主催で、既に発達支援センターとは密接な関係になっています。3年続けて、発達支援センターの所長の先生に、講師としてキャンプに来てもらっている実績もありますから、これは何とかなりそうです。現所長の先生とはお友達だし。
もう一つは特殊学級設置校校長会での根回し。
『出張・研修の裁量が校長にあることを考えれば、設置校校長会から後押ししてもらうことの意義は大きい。」(グループリーダー)
設置校校長会の副会長の先生は、いろいろな機会に霞を取り立ててくれる“恩師”みたいな先生ですから、これも何とかなりそうです。明日会議で一緒になるし、今度の週末には一緒に飲むし*6。
最初の思惑通りには行きませんでしたが、来年の療育キャンプに教員を集める元気が沸いてきました。(このブログを読んでいる“療育キャンプ経験者”の教員の皆さん!来年は8月10〜12日ですよ!スケジュール、空けておいてくださいね!)