冬休みのしおり

特殊学級の『冬休みのしおり』は、

  • 心得(やっちゃいけないこと)
  • 緊急連絡先(でんわするところ*1
  • 3学期始業式に持ってくるもの(もちもの)
  • 宿題一覧(しゅくだい)
  • 予定表 兼 日記*2

…で構成されています。
冬休みの宿題は、「クラスの友達のみんなに年賀状を書くこと」昨日のうちから国語担当のとみ先生が生徒たちに話していたのですが、ここで問題発生。
Aくんの連絡帳の『家庭から欄』に 「うちはモチユウ(ママ)なので年賀状は書けません」 という文字が。Aくんのおばあさんは、今年の夏に亡くなっていたのでした。これを見た■■先生、すっかりパニック状態です。「あぁ、どうしようどうしよう!私の指示が悪くて…霞先生!どうしましょう!」
どうしましょうと言われても…ねぇ。 この宿題のポイントは「郵便番号・住所・名前を書いてはがきを出す」なんでしょ?だったら年賀状でなくてもいいじゃない。そうだ。“寒中見舞い”を教えるいいチャンスじゃん。
霞のアドバイスをそのまま生徒たちに伝える■■先生。もしもし?“寒中見舞い”って、普通の中学生でも知らないんじゃない?解説せずに話して大丈夫かい?
夕方の話。別件でAくんの家に電話をしていた■■先生。受話器を置いてこちらに振り向き、笑顔で「Aくん、宿題のことをお母さんに『暑中見舞いを書けば良いんだって、先生が言ってたよ!』って話したそうですよ。」
…まぁ、そんなものでしょう。はがきで“見舞い”と言えば、普通は“暑中見舞い”ですからね。

*1:学校・警察・担任の携帯

*2:今年の冬休みは18枚綴じこみました。