副担任の位置づけ

『副担任は、担任より格下か?』

<建て前>

結論:
 副担任と担任は完全に同等である。
理由:
 担任・副担任は校務分掌に準ずるものであり、そこに上下関係や尊卑は存在しない。また、いずれの場合も充当される教員の職名は「教諭」であり、身分上にも上下関係はない。
 従って、副担任と担任は完全に同等である。

<本音>

結論:
 ちょっとだけ担任のほうが上…と勘違いしている奴がいる。
理由:
 児童生徒が生活指導上の問題を引き起こした場合、在籍する学級の担任教諭が責任を追及され、業務上の評価に影響するというリスクは否定できない。リスク回避のため(本当なら児童生徒の健全な成長が目的であるべきだが)学級担任には常に必要かつ十分な指導を全ての児童生徒に行う責任が(不文律として)要求されている現状がある。
 担任に対し、その業務・責任に伴う報酬上の優遇措置は全くない。あるのは心理的優越感、言い換えれば“俺は担任だ!もう副担任じゃない!”というプライド(本来の意味を曲解していると言わざるを得ないが)である。
 児童生徒が引き起こす多くの問題に効率よく対処するには、職務上の経験則が有効である面は否定できず、新卒者・臨時的採用の教諭が副担任に充当されるケースは少なくない。誤ったプライドと、副担任を経験した後に担任になるという、よくある人事配置の状況から、『担任は副担任より格が上である』と誤解している教諭は、確かにいる。

…って、こんなこと書いちゃ、誰から何言われるか、わかんないけど…
校長>教頭>教務主任>学年主任>担任>副担任という序列にあぐらをかいている奴に、ろくな教員はいないのは“自明の理”。
問題は、ろくでもない教員をどう再教育するかなんだけど…
一番カンタンなのは、更に上の人からガツンと言ってもらうこと。序列にあぐらをかくということは、上の人には頭が上がらないということですから。
校長がトンチンカンだったら、もうどうしようもないんですけど…。