通知票できあがり!

3学期もあと1週間。今日、特殊学級の生徒たちの通知票を書き上げました。
“通知票も外部に発信する文書である”ということで、事前に管理職の決裁を取らなければなりません。2学期までは教頭→校長の2段階でしたが、なぜか3学期は直接校長へ提出とのこと。
実は一昨日が締め切りでした。校長室のドアをノックし、おずおずと中に入り、「すみません。締め切りに間に合いませんでした…」と通知票を渡すと、校長曰く「ん。ごくろうさん。まだ1年○組と2年○組は出してないから。」
教員の一番ダメなところですよね、この「締め切りを守らない。締め切りを締め切りと思っていない。」というのは。
大学生の頃、とある進学塾でアルバイトをしようとしたことがありました。当時、分教室が3つほどの進学塾でした。他の塾よりちょっと時給が高かったので応募したのです。試用期間として1週間ほど勤務した頃、“指導案”を主任教官(社員でした。)に提出するよう、指示がありました。「締め切りは明後日の午後7時だよ。」
2日後の午後9時。“指導案”を持っていくと、主任教官は書類に目を通すことなく、霞につき返してきました。「君、もう来なくていいから。」
霞が呆然としていると、主任教官はこう言いました。
「時間を守るというのは社会人として最低限のマナーなんだよ。締め切りを2時間遅れるということは、何人もの人たちの仕事の開始を2時間遅らせることになる。会社としてはその2時間分、何も仕事をしていない人に給料を払わなければならない。君にその責任を取れるか!」
…びっくりしました。今まで、そんなこと考えたことも無かったから。学生の視点からは絶対出てこない発想ですから。
でも、これが社会人の厳しさなんだなって身にしみて、締め切りに対する意識が変わりました。ただ、この仕事を18年やってきて、だんだんルーズになってきましたけど…
そうそう。その進学塾、こんなに大手になっちゃいました。