4針縫いました

昨日のケガで、縫合せずに固定で再生を待つ処置をされましたが、今日一日勤務して、これはどうにもならないことが分かりました。右手親指に力がかからないように気をつけているつもりでも、子どもを抱き上げたり、紐を結んだりすると、どうしても皮膚が引っ張られてしまい、包帯の中で傷口がサクッと開く感覚が…。そこで今日の診察のときに少々無理を言って縫ってもらうことにしました。
“執刀場所”は救急手術室。ドラマに出てくるような電球がいくつもついている照明がある手術台です。雰囲気は完全に“オペ”。局部麻酔の注射だけはものすごく痛かったです。でも、親指がそこにある感覚は残っているし、縫合糸で左右に引っ張られる感覚もあるのに、針で刺す痛みだけが消えるのです。局部麻酔って不思議なものです。
およそ10分で手術終了。副院長であるドクター曰く「4回縫合しましたからね。」。つまり『4針』。4針って、結構大ケガですね。看護師さんはとても若い女性で、油紙の固定や包帯の巻き方がぎこちなく、ドクターから「そこ貼っても、油紙とまらないじゃない」なんて突っ込まれてましたが*1、静脈に針を入れる採血や皮下に打つ抗生物質の注射・破傷風の予防注射は「あれ?いつ針を刺したの?」ってくらい上手でした。やはり得手不得手ってあるんですね。
受付時間ギリギリに飛び込んで、診療時間が終わってからオペが始まったので、だいぶ遅くなってしまいました。待合室で座っていると、受付の中でさっきの看護師さんが、帰ろうとしている医療事務さんをつかまえて「ごめん!これ、計算できる?」と頼み込んでいたのはご愛嬌でした。
病院での支払いは再診料57点、投薬70点、注射235点、手術501点、検査809点、合計1,672点*2に包帯代(これは保険外)110円で5,130円。調剤薬局での支払いは調剤技術料84点、薬学管理料44点、薬剤料102点、合計230点で690円。昨日の“応急処置”で2,140円かかってますから、合わせて7,960円の出費。一瞬の油断がものすごく高くついてしまいました。深く反省…。

*1:実際、何枚もガーゼを重ねたのに、1時間も経たないうちに消毒薬のイソジンが漏れ出してきちゃってますから…

*2:自費診療だと1点10円。社会保険の本人は3割負担なので1点3円。