また自殺…

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061112i303.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061112i112.htm?from=main1
 どうやら東京・豊島区内では自殺は起こらなかったようですが、そうしているうちに中学校長と中1女子生徒が自殺してしまいました。

伊吹文部科学大臣

 さあ、この状況にどのように対応されるのでしょうか。自分のところに手紙を書いた子に対しては、文字通り“挙国体制”で対応されましたが。
 富田林の事件は既に起こってしまったことであり、“豊島からの自殺予告”とは次元が違うとは思いますが、どのような対応をされるかによって伊吹大臣の力が試されると思います。「なぁんだ。自殺予告のときは、結局スタンドプレーだったんだ。」などと言われないよう、がんばっていただかないと、現場はたまったものではありません。

子どもの自殺に食いついた評論家・マスコミへ

 まさか『いじめがあるから子どもが自殺するのだ』なんて思っていませんでしたか?確かにいじめは深刻な問題ですが、自殺の原因はそればかりじゃないんです。今の学校現場は本当に異常な状態なのです。
 昨日フジテレビで放映された『秋の教育スペシャル・たけしの日本教育白書2006』で、ある“コメンテーター”がしたり顔で教師批判を繰り広げていましたね。「教師がダメだからこんな状態になっているんだ。」「なんで教師の肩を持つんだ?」
 批判は甘んじて受けましょう。では、代案を提示してください。どうしたら良いのですか?代案のない批判は何ら建設的でないし、その声が大きければ大きいほど相手は精神的に追い詰められていきますよね。ほら。それって“いじめのメカニズム”とそっくりではありませんか。
 「○○はひどい!」とキャンペーンを張れば、それを見て短絡的に同調する視聴者・読者がいて、視聴率や売り上げが上がる…。“おもしろければいい”と臆面もなく言い切ってしまうのが日本のマスコミですから、「○○はひどい!」「悪いのは○○だ!」と相手を見下すムーブメントは大きくなるばかり。だって、相手をこき下ろすのって快感ですものね。
 40人の『教室』で行われていることが、1億2千万余りの『日本』でも行われていますよ。