“不祥事を起こしたのは教師”→“教師が不祥事”

 3日午後10時40分ごろ、神奈川県小田原市城山1のコンビニエンスストア内で、同市▲▲1、同市立▲▲中学教諭、△△△△容疑者(46)が、立ち読みをしていた男子大学生(20)の横に来て下半身を露出した。大学生はその場で△△容疑者を取り押さえ、駆けつけた県警小田原署員が公然わいせつ容疑で現行犯逮捕した。
 調べでは、△△容疑者は同日夜、同僚らと居酒屋で酒を飲んで帰宅途中。「覚えていない」と容疑を否認している。【山衛守剛】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000030-mai-sociウェブ魚拓

△△容疑者が無職だったら記事にはならなかったでしょうね。△△容疑者が豆腐屋さんだったら…。△△容疑者が農家だったら…。
この記事の見出しを見れば、“不祥事を起こした男は教師”という書き方をしています。ところが、これを見た人たちの頭の中には“教師が不祥事を起こした”として記憶されます*1。その個人が有名あるいは身近な人物でないと、行為の主体が“肩書き”にすり替わってしまうのは、本当に不思議なメカニズムだと思います。
以前書いた「靖国に参拝する総理、体罰をする教員」とか「だから教員は」とは、私の中でちょっと受け止め方が変わってきたので、書いてみました。

*1:私には立証できませんが、経験則として言い切れる事実です。