体育祭の懇親会with市議会議員

 ようやく3日越しの体育祭が終わった。“日本一の体育祭”を目指すのがうちの学校の恒例だが、今年は間違いなく“日本一延々と続いた”体育祭になったことは間違いない。さて、特殊学級の生徒たちはというと、交流学級の友達と一緒に縄跳びを跳んだり、ダンスを踊ったり、障害物競走を走ったり…『たいへんよくできました』ニジュウマル!
 …で、夕方からは「体育祭懇親会」が料亭で行われた。
 ふつうの学校なら体育祭の熱気そのままに、Tシャツ・ジャージのまま教員で集まって「体育科ごくろうさん!優勝監督*1おめでとう!さぁ、みんなで飲もう!」と盛り上がるものなのだが、うちの学校は勝手が違う。
 男性教員は全員ネクタイ着用。出席者は教員約30名、PTA約30名、そして“来賓”10名余…なのである。今年の来賓は市議会議員8名、学区内の小学校のPTA会長・副会長、うちの中学校のPTA会長と顧問*2だった。
 市議会議員とPTA会長・顧問の挨拶が40分続き、小学校のPTA会長の音頭で乾杯。体育科主任がお礼の挨拶を述べると、体育科全員で“来賓”に酒を注いで回るのだ。それでも昨年までは校長が体育科だったこともあって「体育科の先生、ごくろうさん」という雰囲気が感じられたのだが、今年はひどかった。
 歓談に入って10分も立たないうちに、クラス対抗の優勝カップにビールを注いで、体育科主任がイッキ飲みさせられたのだ。懇親会の席に、生徒が帰った教室から優勝カップを持ってきたのは校長。*3イッキ飲みをあおっているのは教頭である。
 今時、イッキ飲みなんて高校生のやること。うちの管理職はもう、何をか言わんや…
 あまりに気分が悪いので、五つの霞は1時間もしないうちに中座した。

*1:優勝したクラスの担任

*2:前年のPTA会長

*3:このカップは今年新調された。「俺が新しくしたんだ!」と威張りたかったのだろう…