市内小中学校音楽会

風邪をひいても休めなかったのは、この行事のため。通常学級の「市内音楽会」である。各小中学校から1クラスずつ選抜されて出演するこの音楽会に、わが特殊学級も出演するのだ。
演目はリコーダーアンサンブルで「Amazing Grace」。霞は9.11のあとのグラウンドゼロのイメージで選曲したのだが、周りの子供たちの反応は「あ!『白い巨塔*1!」…テレビの影響は恐ろしい…。
それはともかく、演奏はまずまずの出来。テンポのとり方が微妙に気に入らなかったが、音色や音の重なりはほぼ完璧だった。*2
意外だったのが小学校の先生たちの反応だ。「あのEくんが笛を吹いてる…」彼の出身小学校の先生が舞台の袖で感激して泣いていた。「ぜひビデオを下さいませんか?」Cさんの出身小学校の先生から連絡があった。「霞先生!小学校の時の○○先生が『よくがんばったね』って褒めてくれたよ!」Bくんが教えてくれた。生徒の保護者はほぼ全員が会場にいた。子育てサークルの仲間を呼び集めた人もいた。今年の特殊学級はほとんどが1年生なので、完成度は決して高くなかったが、周りの反響の大きさにちょっとびっくり。
ただ、こうなると『来年はがんばって』という話になるのが怖い。ふだんの授業を通じて、特殊学級の生徒の演奏がある程度の水準まで高めることができたから、市内音楽会に出演しているのに、『特殊学級だから出演している』と受け取られるのは心外だ。来年、デキが悪かったら、あっさり出演キャンセルしちゃお!

*1:霞の感覚だと「田宮二郎」なんだけど、もちろん「唐沢寿明」のほう…

*2:ということは息の吹き方が安定していたということ。これが意外と難しい。