勧誘電話

休みの日に家にいると、よく“儲け話”の勧誘電話がかかってくる。最近多いのは「ワンルームマンションに投機しませんか」というもの。教員の名簿を使ってかけてくる。教員は公務員だから銀行の審査が甘い*1。その信用でローンを組ませてマンションを買わせ、“手数料”と称して家賃収入の上前をはねようというものだ。
今日かかってきたのは「先物取引」。ブツは灯油。元手は13万で数週間の勝負だという。*2仙台からかけていると言っていた。
この手の電話がかかってきた時、霞はすぐに切らない。逆に条件やら何やら、重箱の隅をつつくように質問するのだ。相手はこちらの家族構成とか年収とか、しきりに尋ねてくるが、決してそういう個人情報は話さない。10分も話していると、たいてい後ろに控えている『上司』とやらに相手が変わる。長く話をする客は脈があると判断するからだ。しかし、それでも相手の質問には一切答えずに、こちらからの質問だけを続ける。30分ほど経つと、相手は「ぜひ直接会ってお話できませんか?」と言ってくるが、「今この時間だから話を聞くのであって、後日時間は取れない」と突っぱねて、さらに質問を続けるのだ。
そうしていると、相手のほうが根負けして「今回は失礼させていただきます。」と向こうから電話を切る。この瞬間が快感なのだ!電話代は向こう持ち。いくら話してもこちらの懐は痛まないし、タダで出来るストレス解消法だ。もっとも、親ダヌキは「相手がかわいそうだから、程々にしてあげて。聞いているこちらがハラハラするわ。」と言っているが…

*1:我が家を買う時、友人の不動産屋が言っていた。

*2:絶対儲からないのはミエミエ…