ピッキング依頼

家に帰って玄関を開けようとしたら、鍵が鍵穴に入らない。「?」と思いながら力任せに鍵を押し込んだが、3分の2ほどのところから先に入らず、鍵は回らない。悪いことに、親ダヌキと仔ダヌキは買物に出かけていて、家の中には誰もいない。まずい、家の中に入れなくなってしまった…。
緊急事態だ。すがる思いで隣町の鍵屋さんに電話をかけ、来てもらった。待つこと20分。鍵屋さんが到着し、ギザギザがついた細い棒の入ったポーチを広げた。テレビで見たことがある“アレ”だ。所要時間10分。料金は7,000円。ピッキング、恐るべし…である。
ちなみに、この鍵屋さんを見つけたのは公衆電話のタウンページ。携帯のサイト検索でも幾つかの鍵屋さんをヒットしたが、大阪だったり横浜だったりして役に立たないものばかり。本当に困ったときに最も役立ったのが、最古のアナログ情報だったのは皮肉だ。