震度4!

お盆休みの真っ只中、霞は今日も人気のない職員室で“勤務”です。金曜日の校内研修で検討する、「基礎・基本を身につける」という委嘱研究の紀要の原稿案をチマチマと作っていたら…
『フラ〜フラ〜フラ〜』と地震です。妙に横揺れの幅が大きく、揺れの周期もものすごく長く感じました。部屋の中のものが倒れる気配はなかったのですが、外の電線の揺れ具合は、今まで見たことがないくらいでした。職員室の窓を開け、外の様子を見ている霞のもとに、校長が来ました。
「でかい地震だなぁ。外に飛び出そうと思ったよ。」
危機管理の意識のほどがうかがえる発言です。
とりあえず校長は放っておいて、体育館や特別教室等を見て回りました。校舎も体育館も昭和40年代の建物なので、耐震補強がしてあるといってもやっぱりちょっと不安です。体育館へ行くと、部活動の練習に来ていたバドミントン部の子どもたちが弁当を食べていたので、何事もなかったようで一安心。校舎のほうも異常はありませんでした。
職員室へ戻ってテレビを見たら、家がつぶれています。その画面の右上には「●●県△△市」…って、うちの学校がある市です。6kmほど離れた農村地域の家でした。さっきの校長の発言を“軽率”とは言えなくなりました。