Aくんが補聴器を外した

Aくんの主障害はルビンシュタイン症候群です。主治医の先生の判断で補聴器をつけていました。
そんなAくんが「(補聴器は)いらない」と言い出しました。試しに3mほど離れた所から普通の声で名前を呼ぶと、霞のほうを振り返ります。そんなわけで、しばらくの間学校ではAくんの補聴器を外してみることにしました。一日過ごしてみて特に支障もなく、落下防止のための安全ピンをつける手間がなくなったので、一人で着替えるのがスムーズになりそうです。
重い障害のある子どもは、自分の状態・症状をうまく説明できないことがよくあります。特に視覚・聴覚については、諸検査の結果をもとにまわりの大人が推測することになりますが、本人の発達を敏感に捉え、成長を妨げないようにしたいものです。