県特別支援教育研究協議会情緒障害教育部会

固定制の情緒学級の担任の先生たちが集まり、これまでの半年間で困った事例についてお互いに話題を持ち寄り、協議しました。霞は“副部長”ということで、コメンテーターとして皆さんの話を伺いました。
「パニックが起きたとき、肩を触ると落ち着くのですが、こんな対応で良いのでしょうか?」
自傷行為は、止めたほうがよいのですか?そのまま放っておいて良いのですか?」
ほとんどがケースバイケースの対応になるもので、なかなか“こうすればいい”と結論めいたことが言いにくい事例でしたが、その子の様子をさらに詳しく聞きながら、自閉症児への“一般的な”対応の仕方・着眼点についてお話しました。
そうそう、協議の最後に「みなさん、障害児の“きょうだい”って『最大の理解者』だと勘違いしていませんか?」という話をさせてもらいました。
「障害がないのだからと、○○くんのお兄ちゃんとして我慢をさせられたり、“よい子”であることを無言のうちに強要されながら何年、何十年も生活しているのが“きょうだい”なんですよ。そんな“きょうだい”へのちょっとした配慮も、特殊学級の担任には必要なのかなぁ…って思います。まさか、不用意に“○○ちゃんのお兄ちゃん”って、人目のあるところで呼びかけたことはありませんよね?」と霞が話すと、ハッとされた先生がいましたねぇ。