栃木小学生誘拐殺人事件

今度は栃木で小学1年生の女の子が誘拐され、殺されるという事件が起こりました。女の子が最後に友達と別れたという三叉路がテレビで流れていましたが…
「んんん???」その三叉路、実は親ダヌキの実家の前でした。道が分かれる様子が分かりやすいように、各局とも同じ向きから撮影していたようですが、振り返ったところにある工場が親ダヌキの実家なのです。一緒にテレビを見ていた仔ダヌキも「あ!僕がいつも犬と散歩してるとこだ!」と気づきました。
町田の事件も、広島の事件も「ひどい事件だな」とは思ったものの、どこか冷静に見ていたというのが正直なところです。でも、ある意味身近なところでこんな事件が起き、戦慄と悪寒が背筋を走りました。
マスコミでは分かったような顔をした“コメンテーター”が「通学路を大人の目の届きやすい道に変えろ」とか「登校だけでなく下校も集団にしろ」とか、思いつきで好き勝手なことを言っています。あるいは、“犯人”の生い立ちから何から根掘り葉掘り取材して、勝ち誇ったように「こんな悪いやつが事件をしでかしたんだ」と騒ぎ立てています。でも、それって何か違うような気がするのです。
尼崎で列車事故が起きたときもそうでしたが、犯人をつるし上げ、よってたかって非難したところで、結局は「あいつが悪い。自分たちは正しい。」と、自分を正当化するだけなのではないでしょうか。 許せない。犯人ではなく、こんな事件が起きること自体が許せない。だって、もし仔ダヌキが“被害者”になってしまったら…想像しただけで涙があふれてくるのだから…。
許せない。犯人ではなく、こんな事件が起きること自体が許せない。一人でも多くの大人が、同じ気持ちになってほしい…。