命名“足プール”

今日はみんなが楽しみにしていたプール。ところが気温がなかなか上がりません。正午現在で23℃。心臓疾患がある児童や低体重の児童がいるので、水の中にドボンと入れるわけにはいきません。でも、Aくんの連絡帳には「プール、プールと念仏のようにつぶやきながら空を見上げています。」と書いてあるし、Bちゃんの連絡帳には「待ちに待ったプールですね(はぁと)」とママからの熱いメッセージ。苦肉の策で、ミニプールに15cmほど水を張って、そこで水遊びをさせることにしました。
さて、ここで悩んだのが“足だけの水遊び”というニュアンスを、朝の会で自閉児のAくんにどのように伝えるかという問題です。『プール』と言うとAくんにとっては水着に着がえてドボンと飛び込むイメージになってしまいます。しかしAくんは「プール、プール」と朝からそれだけで頭がいっぱい。『プールは中止』とでも言おうものなら間違いなく癇癪・パニックを起こすと思われます。そんなAくんに“着がえずに、足首だけだけど水遊びができるんだよ”ということをどう伝えようか…
その時、△先生が「足湯ってありますよね。じゃぁ『足プール』ってどうですか?」いただきました、そのアイデア。△先生が絵カードにくるぶしまで水につかっている様子を描いてくれて、無事にA君も納得してくれました。