県巡回就学相談

県巡回就学相談とは、市町村の教育委員会と保護者との就学に関する相談がうまく進むように、県教委から委嘱された特殊学級担任・養護学校教諭が保護者と面談して、悩みを整理したり、相談を進めるにあたって必要な情報を提供したりするものです。そこでの相談内容は、絶対に秘密です。
ところで、今回は“ドタキャン”が多かったです。事前に申し込みをしているにもかかわらず、受付時間に姿が見えないので、担当者が自宅に電話してみると「え?今日だったんですか?」というケースがいくつもあり、午前から午後に振り替えたり、完全にキャンセルしたり、対応が大変だったようです。
今回の就学相談とは別件ですが、とある市教委の担当者のボヤいていました。
『最近の親の中には、ウソをつく人が多くてなぁ。会う約束を破っておきながら、ウソの言い訳をしてみたり、“あれ、そんな約束してましたっけ?”ってとぼけてみたり。そういうウソが、カネに絡んだ話だったりすると、もう大変なんだよ。』
その場では真剣に話を聞いていて、一生懸命に考えてくれている。だけど、何日かたつとすっかり頭から抜けてしまったかのように忘れている…。性格的なものなのか、自分の落ち度は最後まで認めないという最近の風潮なのか、それともなぜか記憶が抜け落ちてしまうという“障害”なのか…。
学齢期にある子供たちの行動で、ちょっと不可解なものがあれば“障害の影響かもしれない”と配慮を考える私たちでも、相手が大人だと「全く困った人だ。」と片づけてしまいがちなのは、事実であり“ここだけの話”。