靖国に参拝する総理、体罰をする教員
朝からテレビのニュースはず〜〜〜っとこの話題でした。私自身は「教え子を戦場に送るな!!」なんて声高に叫ぶつもりもない、のほほんとしたノンポリ(うわ!あまりに久しぶりな言葉なんで、自分で書いてビックリした!)です。ただ、嫌がる人がいるのを承知で参拝してしまうってところに、ちょっと嫌悪感。“隣の住人がどう思おうと関係ない。俺が何をしようと俺の自由だ!”と言い切ってしまうところは、まさに今の日本を象徴している感じ。日本って本当に嫌な国になってしまったなぁ…と思うことしばし。
「あくまで個人として」と断ったところで、その行動が世間から肩書き越しに見られてしまうところは教員も同じ。わいせつ行為をしただの、飲酒運転で事故を起こしただの、下半身を露出しただの、いろいろとニュースで報じられていますが、結局はその個人の問題ではなく『教員は…』という論評になるんですね。
もう15年以上前、霞は特学生徒の顔をひっぱたいて文書訓告を受けたことがあります。市教育委員会の会議室に校長ともども呼び出され*1、訓告文書を渡されたとき、当時の教育長から言われたのが、
「君が体罰を行うことで、世間は『教員が体罰をした』と受け取る。今回の体罰が報道されれば、日本中の教員が『体罰をする人間』と見られる。北海道で真面目にやっている教員が、九州で一生懸命やっている教員が、『あいつも体罰するかもしれないぞ』という目で見られるということだ。君はそのことに気づいていたのか?君個人がそのことに責任を取りきれると思っているのか?」
というセリフ。今でもはっきり思い出せますし、あれから体罰はしていません。
総理。日本人全員が8月15日に靖国神社にお参りしたいと思われるのは、ちょっと迷惑なんですけど。