養護学校が足りない…?
“養護学校が足りない”
これってうちの県では想像できません。確かに高等部の生徒は多いけれど、受け入れ切れないほどじゃなく、知的障害養護で“選抜”するは『高等養護』だけ。確かに、「高等養護を作るくらいなら、高等部の定員をもっと増やしてくれ!」という意見がないこともないのですが、校舎内の教室については2〜3の“学級”が1つの部屋に入ればしのげる程度。プレハブを建てたり食堂(給食室)を会議室にしなくても済んでいます。
ちなみにちょっと調べてみたんですが…
都府県 | 人口 | 知的養護学校*1の数 | 設置者別内訳 |
---|---|---|---|
神奈川県 | 883万人 | 25校*2 | 県16・市6・私1・国2 |
うちの県 | 707万人 | 21校 | 県17・市2・私1・国1 |
東京都 | 1263万人 | 32校 | 都31・区1 |
大阪府 | 882万人 | 21校 | 府15・市5・国1 |
(参考URL:各リンク先)
…という感じなんですね。人口比で見る限り、神奈川がほかの県と比べて極端に学校不足とも思えません。一校ごとの規模の問題なのでしょうか?更に調べて見ると…
学校名 | 小学部 | 中学部 | 高等部 |
---|---|---|---|
本校 | 15学級54名 | 12学級47名 | 15学級89名 |
保土ヶ谷養護 | 18学級107名 | 54名 | 112名 |
鶴見養護 | 68名 | 48名 | 123名 |
武山養護*3 | 20名 | 27名 | 103名 |
小田原養護*4 | 27名 | 20名 | 106名 |
(参考URL:各リンク先)
…という感じなんですが、どうなんでしょう。本校はうちの県の養護学校としては、比較的大規模校になると思います。あ、そうそう。うちの県の養護学校は小学部から高等部まで「学区」が存在していて、居住時によってきっちり線引きされてます。よっぽどの理由がないと“区域外就学”は認められていませんね。
う〜ん。結局、なんで神奈川では「養護学校が足りない」と言われるのか、よくわかりませんでした。「高等部の定員が足りない」というならわかるんですが。