研究授業研究協議

(指導案はこちら→生活単元学習学習指導案「文化祭をがんばろう」
 出席可能な全教諭・教頭(校長は出張)が集まり、昨日行った研究授業について研究協議を行いました。出席した先生たちから出た主な質問及び私からの回答は次のとおり。

児童たちに「かっこいい」と考えさせるためにどのようなアプローチをしたのか。
小学校低学年の段階では、何もないところからの“自由な発想”というのは難しい。実際に経験した内容の中から「選択」することが「考える」ことだと位置づけ、4月から自立活動で取り組んできた活動内容の中から「選択」させた。
太鼓を叩く“ばち”や太鼓の位置など、安全面での配慮が足りなかったのではないか。
本時の学習は、当日の発表内容についての試行錯誤の段階であり、発表内容が固まった段階で考えていこうと思っていたが、配慮が足りなかったかもしれない。

その後、教頭からの指導講評の主なポイントは次のとおり。

  • 授業の中で、児童の笑顔が見られた。そういう“笑顔”のために授業をしているのだという気持ちを持ちたい。
  • 仮に全ての児童が同じ活動をしたとしても、それぞれの児童が主体的に考えて活動したのならば“一人一人を生かす”という趣旨に沿った授業といってよい。
  • 今回は生活単元学習なので、『題材名』『題材設定の理由』ではなく、『単元名』『単元設定の理由』と書くのが正しい。
  • 『学習形態』とは、学習集団(グループ・クラス・学部)を指す。生活単元学習・作業学習などの“教科・領域を合わせた指導”は『指導形態』と表すのが正しい。
  • 生活単元学習とは、日常生活における具体的な課題を克服する取り組みの中で各教科等の内容を学習するものであるから、設定する単元・そこで学習する内容について、しっかり押さえておく必要がある。