朝令朝改

 今日の地域校交流は荒天が予想されていたこともあり、実施までに紆余曲折がありました。

午前7時40分
霞から●●小学校の5年生担任、□□先生に電話。交流会を予定通り実施する旨を確認。
午前8時
□□先生から電話。児童を徒歩で本校まで引率する際の安全確保に不安があるため、交流会を中止したい旨の申し入れ。
午前8時5分
本校教頭・校長に判断を仰ぎ、中止を決定。●●小学校に連絡。
午前8時30分
朝の職員打ち合わせで、交流会の中止を伝達。
午前8時35分(打ち合わせ中)
□□先生から電話。●●小学校としては延期を希望。事前学習を積み重ねてきた経緯もあるため、延期ができないならば、本日実施したい旨の申し入れ。
午前8時40分(打ち合わせ中)
本校教頭・校長に●●小学校からの連絡内容を報告。日程の都合上、延期は不可能なため、本日実施したいと提案。教頭・校長は承認。職員打ち合わせの最後に、●●小学校からの申し入れ内容と本日実施する旨を再伝達。

 …とこのようなドタバタがありました。でも、私としては□□先生の行動はよくわかるんです。
 一つは(本当に言葉が悪いのですが)小学校の年間行事の中における“養護学校との交流”の相対的重要度。つまり、そんなに無理してまでやらなければいけないものなのかという感覚。もう一つは、(良く言えば)刻々と変化する状況を見ながら判断・対応を変化させる柔軟性。
 結果的には、本校の地域では風雨が強まることもなく、無事に予定通り交流会を実施することができました。私は朝のドタバタについて、取り立ててなんとも思っていなかったのですが、本校の教員間からは「たかが雨くらいで中止するとか、一度中止したいと言っておきながらやはりやりたいとか、理解できないよ!」という声があがりました。
 「片方からの意見だけでは、物事の全体を知ることはできない」というコピーが、某新聞のラジオCMで使われていますが、養護学校と地域の小中学校との交流について、意識の温度差を感じさせられました。