図書館で出会った風景×2

8月も中旬になると、とりあえず急ぎの仕事も減ってくるので、今日は午後休みを取って県立図書館に行きました。

男の子の笑い声

新聞を閲覧していると、視聴覚資料ブース*1から、クスクスという笑い声が。その「クスクス」が「ケラケラ」になり、程なく「ゲラゲラ」に。声の感じは小学生の男の子。ちょっと我慢の限界を超えそうなので、そっと様子を見に行くと、男の子の傍らに女性*2がいて、盛んに「シーッ」と口に人差し指を当てて注意しています。
男の子はこちらに背中を向けていたのですが、どうやら自閉症児のようです。となれば話は別。“声を出さずに笑いなさい”とか“ここは図書館だから、静かにしなければいけない”とか、この場で本人に教え込むのは簡単ではないし、本人のことを十分に理解していなければ、どう教えればよいかもわからないし。
傍らにいた女性も切羽詰った感じではなかったので、敢えて私がどうこうする場面でもなさそう…ということで、そっとその場を離れました。
この時、ふと<http://d.hatena.ne.jp/satomies/20080802>とか、<http://d.hatena.ne.jp/satomies/20070806/p1#c1186367751>のコメント欄が脳裏をよぎったりして。

男性の“ヒソヒソ声”

で、開架コーナーに移動して本を選び、閲覧席に腰掛けて読み始めようとしたら、今度は“ヒソヒソ声”が聞こえてきました。声のする方向を見ると、私より少し若いくらいの男性が小説を読んでいました。
いるんですよね、どうしても“黙読”ができない人って。さすがに大人なので、図書館でのマナーということで“ヒソヒソ声”なんですが、意味のある『言葉』なもので、結構耳についてしまうわけで。
さっきの男の子とは違う意味で「仕方がない」ということで、読みかけの本を借りて家に帰りました。

*1:図書と同じようにビデオとかDVDを閲覧できるブースがあります。

*2:“お母さん”というには若く見えました。