市 教育研修大会

市内の全ての小学校・中学校の授業を3時間で打ち切り、全ての教職員を市民ホールに集めて行われるのが「教育研修大会」です。市教育委員会から研究委嘱された学校の発表が続くのですが…はっきり言って退屈なものが多く、*1毎年睡魔に襲われます。
ところが、今年は面白い発表がありました。地域の方々が学校内に“常駐”し、休み時間に子どもたちの話し相手になったり、授業でゲストティーチャーとして活躍したり、通学路に立って安全確保したり…そんな取組を通じて学校の活性化を図ろうという事業の発表でした。面白かったのは、その大胆なステージングです。地域の方々である『ふれあい推進長』4名が舞台上手に座り、インタビューを受けながら事業の説明をしていくのです。このインタビュアーが、昨年度まで特学担任だった先生でした。このステージングは、きっと研修主任のこの先生のアイデアでしょう。特殊教育だけでなく、いろいろな分野で魅力的な教師にならなくちゃなぁ…
そんな気持ちになりました。
特別講演の講師は、NHKチーフアナウンサーの田中浩史氏でした。

  • 「声」には温度や熱がある。
  • 「声」には芯がある。
  • 「声」には力がある。
  • 「声」には色がある。

『言葉』じゃなくて、『声』というところがミソです。久しぶりに“なるほどなぁ”とうなずける講演でした。

*1:拙いパワーポイントで一生懸命発表していますが、斬新な提案があるわけでもなく、仮説→実践→検証という基本構造すらできていない発表が少なくありません。