耕して施して

クラスの“畑”*1にとうもろこしの種をまきました。畑に種をまくのですから、もちろん下準備が必要。去年の先生方が消石灰をまいてくれてあったので、土を耕すところからスタートです。
まずは子どもたちに鍬を持たせ、「土をザクザク掘ってね」と指示を出します。不意に事故を起こさないように、子どもたちは横1列に並ばせます。子どもたちは「(鍬が)重いよ〜〜」と歓声を上げながら思い思いに鍬を振り上げ、土を掘り返すことができました。
霞が溝を掘り*2、次は元肥です。今回は化成肥料を使います。さらさらした顆粒状の化成肥料は砂遊びに近い感覚があるためか、子どもたちは喜んでまいていきます。このときの指示は「茶色いところが白くなるようにまいてね」。視覚的に分かるような基準を与えます。溝が白くなったところで、もう一度鍬を持たせ、「山を崩して溝を埋めてちょうだい」と指示を出しました。土を盛り上げて畝を作るのは難しいのですが、平らにするという課題なら小学部低学年でもできるのです。
霞が畝を作り、いよいよ種まき。“40cm間隔”と言っても難しいので、紐で作った輪を置いて「この中に種を4こ置いて、種が見えなくなるように土をかぶせなさい。種が苦しくなっちゃうから、土をたたかなくていいからね」。作業時間、およそ30分。100粒のとうもろこしの種をまくことができました。
放課後、△先生が話しかけてきました。「霞先生、すごいですよ。あの子たちがあんなに真剣に働くなんて。ビックリしちゃいました。」小学部低学年って、そういう感覚なんだ…って、こっちのほうが驚いてしまいました。

*1:間口10m 奥行1mちょっと。本当は花壇です。

*2:掘った土は溝のすぐ脇に積んでおきます。