学校公開講座

今日の午前中は「特別支援教育コーディネーター研究協議会学校公開講座」に、飛び入り参加して話を聞きました。
この講座、本来は地域の小・中学校の特別支援教育コーディネーター、幼稚園や保育園の職員を対象に開かれているものなのですが、夏休み中の『学校公開講座』シリーズは本校の教員は自由に参加してよいとのこと。学級の仕事で特に急ぎのものがなかったので、行ってみることにしたのです。講師は臨床発達心理士で県の巡回相談員も務める、私立大学の教授でした。

  1. 実践における課題解決と協働体制形成のキーワード―カンファレンスの生産的・発展的な進行と展開―
    1. 何故、実践にカンファレンスが必要なのか?
    2. カンファレンスを発展的・生産的に進める方法とは?
    3. 教育・保育実践に活かすコンサルテーションサービス
  2. 発達支援における地域資源と支援システムの活用
    1. 地域の母子保健・子育て支援システムを基盤とした支援
    2. 保育場面をベースにしたサービスの重層的活用
    3. 諸機関の連携と学校生活をベースにした支援体制の構築
  3. 実践における軽度発達障害のこどもたちの発達支援の具体的方法
    1. 支援の目標
    2. 保育実践での支援のポイント
    3. 家族への支援のポイント
    4. 園内外の支援体制・協力関係のポイント

…こう書くとすっごく難しそうに見えますが、結局結論は「いいところを見つけて、褒めてあげましょう」という、ある程度障害児に理解があり、コーディネーターに指名されるような先生にとっては、ごくごく当たり前の話なのです。だから…

  1. みんなで力を合わせて、実際に問題を解決するために―前向きで建設的な話し合い―
    1. どうして話し合いが必要なのか?
    2. 前向き・建設的な話し合いを進める方法とは?
    3. 教育・保育の現場で活かす外部からの指導・助言
  2. 発達を支援するために活用できる地域の施設・団体・制度
    1. 地域にある母子保健・子育て支援制度等を基にした支援
    2. 就学前段階での様々な支援制度・機関をいろいろと活用する方法
    3. 学齢期に諸機関と連携しながら支援体制を作る方法
  3. 軽度発達障害のこどもたちの発達を具体的にどのように支援していくか
    1. 支援の目標
    2. 幼稚園・保育園での支援のポイント
    3. 家族への支援のポイント
    4. 園内外の支援体制・協力関係のポイント

…と書けば、少しは分かりやすくなるでしょうか。
何か「へぇ〜」とうなるような話が出てくるかと、2時間半聞き続けましたが、結局目新しい事柄(法律の改正や時事の話題も含めて)はほとんど出ずじまい。講師が話し終わった後、“謝辞”を話すはずの教務主任が新しい資料を配って15分も話したり、さらにその後、本校のコーディネーターが講師の話を「解説*1」し出して15分も話したり。予定時間を30分もオーバーして講座は終了しました。
昨日の話に結びつけるなら「時間を守れない人は信用してもらえないよ!」というところでしょうか?

*1:本当は実に失礼なことなんですよ。講師が『これでおしまい』とまとめた話を“説明が足りませんね”というニュアンスで、またほじくり返すんですから。