ピッカピカ委員会

本校の高等部には、放送委員会・新聞委員会・体育委員会…といった委員会があります*1。ただ、そういった委員会活動には上手く参加できない状況の生徒さんが少なからずいます。そういった生徒さんたちにも“自主的・意欲的に取り組める縦割り集団での活動”を用意することはできないか…と作られたのが「ピッカピカ委員会」です。
単に校内をきれいにするだけではなく、そういう活動に取り組む自分自身の心もピッカピカにするという点が『美化委員会』との相違点です。(…と発案者の先生は言っていました。)そういう目的の委員会ですから、人が手をつけないようなところをきれいにします。
第1回目は「男子トイレ」。小便器の中と床を磨きます。*2(今回、女子生徒と女性教員は廊下の流しと鏡を磨きました。)スポンジを手に持ち、洗剤やクレンザーをつけて直接ゴシゴシ。生徒も教員も一緒になってゴシゴシ。1時間かけて磨き上げ、尿石や黄ばみが落ちたところでバケツに汲んだ水をかけて流します。最後に“オシッコの的”として直径3cmほどのアルミ板を貼り付けて作業は終了しました。

*1:学習指導要領によると『委員会活動』は生徒会活動の一部として位置づけられています。でも、本校高等部には生徒会がありません。生徒会がないのに委員会活動があるというのは実に不思議なのですが…

*2:トイレ・廊下・昇降口・職員室・事務室・校長室は毎日、外部委嘱のおじいさんたちが一日かけて掃除しているはずなのですが、なぜか今回作業したトイレだけ便器は汚れ、アンモニア臭が立ちこめているのです…。