教室づくり

今日は朝から一日かけて、教室づくりをしました。児童用机やロッカー、下駄箱、ハンガー位置に名札をつけ、『進級おめでとう』の飾りつけをしていきます。小学部なので、かわいらしく、分かりやすくしようと意識しながら。
すると、いろいろな先生方が教室をのぞき込んで、いろいろとコメントしていってくれます。
掲示が暖色系でまとまってるから、優しい感じに見えるよね。」
「へぇ、教科書体*1って見やすいなぁ。ウチでも使ってみよう。」
こういうことって、今までの特殊学級ではなかったことです。さすが養護学校の教員、とても褒め上手。悪い気はしません。
一方、隣の教室ではこんな会話がされていました。
「ねぇ、名札に色を付けるのはやめよう。この子たち、色で見分けちゃうから。何とか文字に目を向けさせたいんだよね。」
特別支援教育のプロらしい視点を感じました。霞の中で、養護学校の教員のイメージが変わりつつあります。

*1:フォントの名前。正式には「HG教科書体」リコーが提供している。