アフラックが特例子会社設立

アフラックアメリカンファミリー生命保険会社)が特例子会社を設立したそうです。

障がい者雇用促進のための新会社設立について

特例子会社設立の動きは、製造業から流通業、外食産業へと広がり、ついに金融(生命保険)に。障害のある人の就職先が増えて、これは良いニュース…

…と素直にもろ手を挙げるのはちょっと早い。
障害者雇用促進法の本来の趣旨は「障害者が健常者とともに働く場を拡大しよう」というもの。いわば“職場のインクルージョン”。しかし、特例子会社を作るということは、本社業務とは離れたところに障害者を集めることになるのですから、職場に『特別支援学級』を作るようなものです。
また、うがった見方をすれば、この不況下に特例子会社を作るのは、障害者雇用に対する理解が進んだというよりも、単に企業としての「合理化」の一環であるということ。即ち、法定雇用率を達成せずに納付金を払うよりも、ある程度の人数の障害者を特例子会社で雇い、助成金を受け取ったほうが収支としてはプラスになるという理屈です。